内田彩「Ephemera」感想など
内田彩さんの約2年ぶりとなるフルアルバム「Ephemera」が発売となりました。
フラゲしてとりあえずアルバムを一巡しましたが、これがまた予想の遥か上を行くとんでもねえアルバムで感想がTwitterの140字に収まりそうもなく、後で見返すのにもこっちで一つにまとまってる方が便利だろうということでここにつらつら書こうと思います。そういうことなのでこの先はTwitterの延長として適当に読み流してくれればいいです。では以下、感想など。
1.DECORATE
内田彩 - DECORATE (Official Music Video)
リード曲。作詞作曲は内田彩楽曲ではおなじみのhisakuniさん。hisakuni楽曲といえばFloating Heart,with you,Yellow Sweetなどアーティスト内田彩を象徴するような曲が多かったけど、DECORATEはこれまでの楽曲とは一転して、よりお洒落で大人っぽい雰囲気の曲。MVに初めて内田さん以外の女優さんが出演していたりして、‘‘新しい内田彩‘‘の曲として1曲目にぴったりだと思う。
MVは本人がインタビューで言っているように、今までの二次元的なポップさがメインのMVとは打って変わって、全体的に赤い色調やカメラワークもあり生々しい雰囲気。唇のアップがエロい。あるオタクが「30代の女性声優にしか歌えない曲」と評していたけど、確かにソロを5年やったから出せる味みたいなものはあると思いますね。
この曲は池袋のデビュー5周年記念フリーイベントでも聴いたけど、改めて聴きこんでからライブで聴くのが楽しみ。
2.カレンデュラ、揺れる
や~~~~~~、良い。。。。
曲調や歌詞も相まってこれが「Ephemera」のアルバムタイトルに一番合ってるかもしれない。内田さんの高音が曲とよくマッチしてて儚さ、切なさがすごく出てて好き、特に落ちサビ。なんていうか、音が綺麗なんですよね。聴くほど良さが出てくるスルメ曲な気がする。
カレンデュラの花言葉は「別れの悲しみ」「悲嘆」「寂しさ」らしいです。
3.Inferior Mirage
カレンデュラに続いて、かなり内向的な歌詞と切ない感じのメロディーで今回のアルバムを象徴する曲の一つだと思う。
色々なインタビュー記事で言われている通り、一人称が僕で主人公は男。確かにこれまでの内田楽曲ってほとんど女性目線なんですよね。
曲もどこかちょっと昔のアニメ主題歌みたいな雰囲気があって好き。
4.ANSWER
いや、めちゃくちゃ強くないか???
これはライブの生バンドで聴いたら多分バケモンになる。
サビの「自分がキライキライキライキライキライだなんて」のところの一気に畳みかける勢いが好きすぎ。でも最終的には「今ならキライじゃない」と肯定する答えを出してるのも良い。この辺はソロデビュー当時の内田さんと今の内田さんに重なってるのかな~と考えたり。
Under Controlとかキリステロあたりと一緒にやってほしいね。
5.グロー
ここまで聴いたあたりで「もしかしてこのアルバム相当強い?」と気付き始めた。
作詞はSign,Ordinary,ハルカカナタなどの金子麻友美さんなんですけど、歌詞がすげえ良いな。Say Goodbye, Say Helloに通じるような力強さがある。このグローからOur Windまで疾走感のあるような曲が続くんですけど、ここの流れが今回のアルバムの中でもだいぶ好き。
朝に聴きたい曲。
6.ソレイユを臨んで
イントロのギターとか各所のピアノとかが気持ちいい。全体の音が綺麗だなと感じた。これもスルメ曲な気がする。
飲みかけてた炭酸水を
一気に飲み干した
今の私には
このくらいの刺激が
ちょうどいいみたい
ここの歌詞とメロディがかなり好き。
7.Our Wind
うわ~~~~~~~~~~~~~良いな~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!
心地いい疾走感があってすごく良い。ライブでやる時は、グローからこの曲まではこの順番で通して聴きたい。イントロのギターが好きなんだけどなんかゆずの夏色っぽい。
サビの高音のロングトーンが好き。
8.Beautiful world
これは多分オタクみんな好き。
軽快なエレクトロポップだけど歌詞を見ると地球規模ですごくスケールがでかい。この曲は内田さん自身がアルバムに入れたいと選んだ曲だそうで、新しいテイストもありつつ、Sweet Tearsから続くこれまでの内田彩楽曲のポップさもあって良いですね。
サビ前の音がめちゃくちゃ気持ちいい。
9.Sign
内田彩 - Sign (Official Music Video) Full ver. | TVアニメ「五等分の花嫁」EDテーマ
今年3月発売のシングル。五等分の花嫁EDということでフェス系のイベントなどでよく歌われたりして、この1年で一番聴く機会の多かった内田楽曲かもしれない。
ここまでの8曲が全て新曲かつどれも新しいテイストの曲という中での既存曲で、アルバムを頭から通して聴いたときに‘‘今までのよく知っている内田彩‘‘というどこか安心感のようなものを感じた。
でもこれも発表された時は、またそれまでとは違った雰囲気の曲ではあったんですよね。インタビュー中で「これ以降の3曲はアンコール的な立ち位置」と言っている通り、新しい内田彩とこれまでの内田彩の橋渡し的な位置づけとしていい仕事をしていると思う。
10.Candy Flavor
内田彩 - Candy Flavor (Official Music Video) Full ver.
Sign/Candy Flavorが両A面シングルということでこちらももれなく収録。えらい。
曲に関しては言わずもがな。
僕はこのMVが一番好きなので是非見てみてください。全人類Candy FlavorのMVを見ろ。
11.リボンシュシュ
これなんだよな~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
マジでめちゃくちゃ好き。このアルバムで一番好きかもしれん。出だしの「ふわりふわり ゆらり揺れる」からもうヤバいだろ。あとBメロのクラップのところとサビの「揺れる髪(風に)触れる(絡む)」の掛け合いが死ぬほど好き。
試聴を聴いた時の第一印象が「内田彩EDMの正当強化版」で、フルを楽しみにしてたんですけど本当に期待通りのやつが来ましたね。この曲が今回のアルバムの新曲の中では一番これまでの内田彩楽曲のイメージに近いんじゃないかな。
これもBeautiful worldと同じく内田さんが選んだ曲だそうですが、この曲はアーティスト内田彩のアイコン的な曲になってるんですよね。特に「リボンシュシュでポニーテールにしたら」のところ。実際内田さんはアーティスト活動の時ってポニーテールにしてることが多くて、リボンもこれまでのMVやジャケ写の衣装にはだいたい付いていたし、そういうビジュアル的な面が楽曲に上手く落とし込まれていてすごく良い。 歌詞も前半の大人っぽい雰囲気の曲たちとは違い、等身大の女の子といった感じで、これまでの内田彩楽曲らしさが出てると思う。
あと、これがアルバムの最後の曲っていうのがまた良いですよね。これまでアルバムの最後の曲にはwith youやOrdinaryといったかなり強いメッセージ性の曲が置かれていたけど、今回はこれまでになかった雰囲気やイメージの曲の後で、今まで通りの内田彩らしさが出たこの曲がアンコールのトリのような感じで、良い形でアルバムを締めくくってると思います。
だらだら書きましたが、本当に今回のアルバムは新たな要素も盛り沢山ながら、これまでの変わらない良さもあり、‘‘アーティスト内田彩‘‘がこれでもかと詰め込まれて、めちゃくちゃクオリティが高いものになってると思ってます。内田彩、天才か?(推しバカだから全部褒める)
普段のTwitterのように思うまま書いたので、駄文過ぎて上手く伝わっていないかもしれないので、このあたりのインタビュー記事も是非読んでみてください。
【再出発】突然のレーベル休止、存続危機を乗り越えて―― #内田彩 インタビューhttps://t.co/1mSrDBJQ3B
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年11月26日
新チームによる新しい世界観と楽曲たちに翻弄されながらも、それらと向き合う覚悟を決めたという。「歌うのは私。すべては自分次第」 pic.twitter.com/2SX25dRmUS
「内田彩がアルバム「Ephemera」をリリース!「今回は、男性が思う”内田彩がこうやったら素敵なんじゃないか”が形になっていると思います。」【インタビュー】」 超!アニメディア - https://t.co/cR2XaaBSqI #内田彩 pic.twitter.com/R0UG8hwiuI
— アニメ&声優関連ニュースサイト「超!アニメディア」公式アカウント (@cho_animedia) 2019年11月26日
【特集】内田彩「Ephemera」インタビュー|内なる僕との対峙を経て 新作アルバムで開く新たな扉 #内田彩 https://t.co/80pYAyrpc4 pic.twitter.com/lazac6xbPh
— 音楽ナタリー (@natalie_mu) 2019年11月27日
インタビュー記事の中で実はZERO-Aのレーベル休止と一緒に内田さんもアーティスト活動を終わる可能性があったということが初出しされててびっくりしたんですけど、ほんとに活動続けてくれて感謝しかないです。もう一生内田のオタクやめられん。いや~~~マジで3月のライブが楽しみすぎるな。
おわり。